『魔界村』(まかいむら、英語表記:Ghosts 'n Goblins)は、1985年にカプコンから発売されたアーケードゲームで、横スクロールアクションゲーム。
8方向レバーと2ボタン(ジャンプと攻撃)で主人公の騎士アーサーを操り、さらわれたプリンセスを助け出すため大魔王ゴンディアス(『超魔界村』ではアスタロトと名称が変えられている)を倒すことである。2周セットのループゲームで、1周目は大魔王の作り出した幻であり、真のエンディングは難易度が上がった2周目をクリアをしなければ見られない。
アーサーは鎧を着けている状態で敵の攻撃を喰らうとパンツ姿になり、パンツ姿の時に攻撃を喰らうと骨になって死んでしまう。そのため、攻撃を喰らわずに進む必要がある。
ストーリー
とある平和な国の姫(プリンセス)が魔界からの使者にさらわれた。ナイトは愛する姫を助けるために魔界に向ったが、そのためには途中の魔物を蹴散らし、魔将軍が守る6つの門を抜けて大魔王を倒さねばならない。
キャラクター
主人公サイド
アーサー
主人公。戦の英雄。設定では28歳の青年。
プリンセス
ヒロイン。(墓地でデート中)サタンに連れ去られる。設定では19歳の娘。
魔界サイド
雑魚キャラクター
ゾンビ
1・3面に登場。生きた死体。土の中から3匹ずつ現れる。
グリーンモンスター
1・2面に登場。蛇に似た怪植物。アーサーめがけて誘導玉を打つ。
レッドアリーマー
赤い色の中型悪魔。このゲーム最強の雑魚キャラ。猛スピードで空を飛び、体当たりと火の玉で攻撃する。しかもプレイヤーの攻撃をよく避ける。
フライングナイト
1面だけ登場する騎士の亡霊。上下ジグザグに空を飛んでくる。前からの攻撃は通用しない。
ウッディピッグ
ネギ型の槍を撃って来るオバケ。左右に移動しながら上昇降下を繰り返す。
ブルーキラー
青い色の小型悪魔。急に現れて不規則な動きで迫る。
プチデビル
薄い紫色の小型悪魔。家などの窓から、けたたましい音とともに飛び出してきて体当たりしてくる。
カラス
アーサーめがけて飛んでくる鳥。青と赤の2タイプがある。
コウモリ
3面や5面に出る生物。しゃがんでいれば避けられる。
タワーモンスター
二つの顔を持った岩形の怪物。白くなっているときはいっさい攻撃が通じない。顔を現すと弾を撃って来る。二つ同時に弾を撃たれると避け難い。
スケルトン
5・6面に登場。動く骸骨。普段は顔だけ地面に出ていて、アーサーが近づくと全身飛び出してピョンピョンはねてくる。
大男
2・5・6面に登場。普段は左右にうろうろしているが、アーサーを見つけると突進してくる。またアーサーの真上に来たり、壁や床の切れ目を挟んで真横に来ると玉を打って攻撃してくる。耐久力が高く、10発攻撃しないと倒せない。
マジシャン
1・3面に登場。鳥の仮面を被った魔術師。墓石や岩を武器で撃ちまくると出てくる。マントを広げると同時に魔法をかけてくる。これをかけられるとアーサーは蛙にされてしまう。マントを開いた一瞬を攻撃すれば倒せるが、かなり難しい。
ボスキャラクター
一角獣
1・2面のボス(2面は2匹登場)。単眼一角の巨人。6面では雑魚として登場する。歩きとジャンプを繰り返しながら、玉を打ってくる。巨体の割りにスピードが速く、大ジャンプで回り込んでくることがある。10発の攻撃で倒せる。十字架は通用しない。
ドラゴン
3・4面のボス。6面では雑魚として登場する。空を飛びつつ、体当りと炎で攻撃する。胴体を攻撃すると縮んでいくが、頭に8発叩き込まないと倒せない。槍は通用しない。
サタン
5・6面のボス(6面は2匹登場)。赤い色の大型悪魔。空を飛びつつ、体当りと玉で攻撃。翼を開いて羽ばたいているときにしか攻撃が通用しない。10発の攻撃で倒せる。斧は通用しない。
大魔王
最後の7面で一騎打ちする。左右に動きながら頭と腹の顔から火を吐く。10発で倒せる。7面に来るには十字架が必要だが、裏技のラウンドセレクトを使えば十字架以外の武器で戦うこともできる。
武器
武器を投げた時には自動で足が一歩止まるが、レバー移動によってこれがキャンセルできるので、攻撃と同時にレバー入れを素早く繰り返すと武器を連射することが可能。
槍
アーサーの初期装備。形状はランス。前方にまっすぐ飛ぶスタンダードな武器である。
短剣
槍と同じく前方に飛んでいく武器。小さいので若干目標に当てにくいが、槍を上回る弾速を持ち、段差のついたショットが可能で最も使いやすい武器とされている。
たいまつ
緩やかな放物線を描いて飛び、着弾すると爆発し炎をあげる。目標に当てにくく、連射性能にも乏しいので一般的には使いにくい武器とされるが、時として火柱の部分が役に立つこともある。
斧
放物線を描いて飛ぶ。敵を貫通するが、連射性能に乏しい上に耐久力のある敵も貫通してしまうので、結果として敵の攻撃に撃ち負けてしまうことが多い。
十字架
槍や短剣と同じくまっすぐ飛んでいく。射程距離が非常に短いが、敵の吐く弾(一部例外あり)を消すことができる唯一の武器。これを持っていないと大魔王と戦うことはできない。海外向け仕様では十字架から盾に変更されている。
バグ等
ボスを倒した後に鍵を取らずに右端まで行って撃つと、それが次の面が始まるなり左から飛んで来る。
ボスを倒した後に鍵を取らずに待ち、タイムアウトで死ぬ直前にジャンプして死んだ直後に鍵を取るようにすると、死骸がそのまま扉に入っていく。
タイムアウトで死ぬ寸前にマジシャンを出し、タイムアウトで死んだ直後に魔法を受けると、タイマーが壊れて永久パターンとなる。これは後のバージョンで訂正された。
改訂版
最初に発売されたバージョンには、永久パターンを可能にするバグが存在したため、急遽これを修正した新バージョンが発売された。またその際には難易度も若干下げられている。変更点は六面の一角獣の数が一つ減らされたことに加えてサタンの耐久力が弱くなっていると言うもの。とはいえ、総じて非常に高難易度であることに変わりはない。
移植
1986年6月13日にはファミリーコンピュータに移植(定価5,500円)され、こちらもかなりの売り上げを記録した。2004年5月21日には、ファミコンミニシリーズ第2弾のひとつとしてゲームボーイアドバンス版が発売された。2007年11月20日からはWiiのバーチャルコンソールでも配信されている。
1998年9月23日にプレイステーション、セガサターンで発売された『カプコンジェネレーション第2集〜魔界と騎士〜』に魔界村、大魔界村、超魔界村が収録された。さらにプレイステーション版は2005年3月30日に『カプコン レトロゲーム コレクション Vol.2』(攻略本とのセット)で再発売された。『魔界村 for WonderSwan』と題してワンダースワンにも移植された。水中、縦長ステージ、TIPSなど新しい要素が加わっている。
ネオコ ダーリン ビザン じゅうも リューマ しゃかとう バウン シミュ クロレ スクウィ チンキキ バニリン ドレミ 喜びの泉 レプトン デニン プレス インビボ 太陽の記憶 スイーター スリーパー タイア レジャ リアシ リッター パール ブース ミクロ シネマイ ハーフ ブラック ゼニア シャンペン ひだまり ユーラ オービ キシロ みそぎ パドバ 太秋柿 ガールフ カーボン ケルベ ステゴドン プロト セラピー ショーウ サーチリス ラフト ラゲージ
2006年3月2日にはプレイステーション2で発売された『カプコン クラシックス コレクション』(税込5,040円)にも魔界村、大魔界村、超魔界村が収録されている。同年9月7日にはプレイステーション・ポータブル版の『カプコン クラシックス コレクション』(税込5,040円)も発売され、こちらにも魔界村、大魔界村、超魔界村が収録されている。なお、おまけとして極魔界村のPVも収録されている。
シリーズ作品
シリーズ全世界累計販売本数は2008年6月時点で430万本[1]。
続編
大魔界村(アーケード、PCエンジンスーパーグラフィックス・メガドライブ・X68000)
超魔界村(スーパーファミコン)
超魔界村R(ゲームボーイアドバンス)
極魔界村(プレイステーション・ポータブル)
極魔界村 改(プレイステーション・ポータブル)
関連作品
レッドアリーマーシリーズ
レッドアリーマー 魔界村外伝 (ゲームボーイ)- 敵キャラクターである「レッドアリーマー」を主役にした作品。
レッドアリーマーII (ファミリーコンピュータ)
魔界村外伝 THE DEMON DARKNESS (ゲームボーイ) - 「II」に追加要素を加えた移植版
デモンズ・ブレイゾン 魔界村 紋章編 (スーパーファミコン)
派生作品
アーサーとアスタロトの謎魔界村 (セガサターン・プレイステーション)
マキシモ (プレイステーション2)
魔界英雄記マキシモ
ゲスト出演
ガンスパイク (アーケード・ドリームキャスト)- プレイヤーとして「キング・アーサー」が登場するが、設定などの詳細は不明である。
SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS(アーケード・ネオジオ・プレイステーション2)- ある条件を満たすと、レッドアリーマーが隠しボスとして出現。
SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズシリーズ (ネオジオポケット)
頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM (ネオジオポケット)- 「魔界村」をモチーフとしたミニゲームがある。
NAMCO x CAPCOM (プレイステーション2)
WE LOVE GOLF! (Wii)- ある条件を満たすとコスチュームとして登場する。
アドベンチャークイズ カプコンワールド(アーケード・PCエンジン) - レッドアリーマーがクイズ出題者として登場する。
オムニバス集
カプコンジェネレーション・第2集〜魔界と騎士〜 (セガサターン・プレイステーション)
ファミコンミニ 第2弾 魔界村 (ゲームボーイアドバンス)
カプコン レトロゲーム コレクション Vol.2 (プレイステーション)
カプコン クラシックス コレクション (プレイステーション2)
カプコン クラシックス コレクション (プレイステーション・ポータブル)
雑記
「マル勝ファミコン」(角川書店)創刊号に掲載された「魔界村完全攻略マップ」がアーケード版(ファミコン版ステージ2で削られた建造物などの違いがある)をそのまま流用したことを「ファミリーコンピュータMagazine」(徳間書店)が誌面上で指摘し、しばらく両誌のつばぜり合いが続いた。
魔界村の続編として大魔界村よりも前に『魔界島』というファミコンオリジナルの続編が作られる予定だったが諸般の事情で発売中止になってしまった(当時のファミコン通信の「森下万里子の謎のゲーム未確認情報」のコーナーに記載があった)。その後、魔界島のタイトルは同時期に開発されていた『ひげ丸』のアレンジ移植作(『魔界島 七つの島大冒険』)に転用されることになった。
今まで述べたようにシリーズを通して大変な高難易度で知られている作品で、ファミコン世代のゲーマーにとっては難関ゲームの代名詞となっている。
ファミコン版ではオープニングBGMの三連符(ファンファーレが鳴る1個手前の音)に入力ミスがある。アルペジョはロ短調の主和音なのに、DではなくEで入力されている。
レッドアリーマーはプレイヤーの攻撃をかわすため、嫌悪の声が高かった。しかし、その反面『外伝』の主役になるほど人気もあった。